本学は、3月6日に、理学系の研究推進を目的とした研究者向けURAセミナーを本学津島キャンパスの理学部棟で開催しました。同セミナーは、本学が採択された文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)の取り組みにおいて実施している高等先鋭研究院システムと次世代研究群育成策について周知する点と、特に理学系の研究力分析と今後の研究推進の方向性を考える機会として行われ、若手教員を中心に、多くの研究者らが参加しました。
冒頭、理学部の市岡優典学部長から趣旨説明が行われた後、本学J-PEAKS担当でリエゾンの佐藤法仁副理事(研究・産学共創総括担当)・副学長(学事担当)・上級URAから高等先鋭研究院システムの詳細について紹介されました。特に研究特区となる先鋭研究群の運用や次世代研究群から、いかにして研究の厚みとなる研究群を形成し、先鋭研究群となっていくのかなどについて説明。今後、本学の研究の厚みを担う次世代研究群の形成条件に重きを置いた内容は、多くの参加者らにとって有益な情報提供の場となりました。
本セミナーについて市岡理学部長は、「今回のURAセミナーの開催では、ご講演・ご協力いただき、誠にありがとうございました。準備段階から多大なエフォートを割いていただき、貴重な情報等を提供していただきましたこと、とても感謝しております。特に、セミナーでの説明では、J-PEAKS担当の佐藤副理事から直接お話しいただいたことにより、高等先鋭研究院システムの詳細やその理念をよく理解でき、理学部の教員らにとってとても良い機会となりました。また、セミナーと合わせて行った意見交換では、論文指標の集計方法や拠点形成の進め方などについても知ることができ、今後の研究推進に向けて非常に参考になる情報が得られました」と、コメント。佐藤副理事からは「このような場を設けていただいた市岡学部長をはじめ、運営にあたっていただいた佐藤浩哉上級URAら研究・イノベーション共創機構の皆さまに厚く御礼申し上げます。高等先鋭研究院のシステムは『箱』ではなく、『システム』と運用するわが国初の挑戦でもあります。多くの試行錯誤を繰り返し、研究者らが研究を育成し、花咲かせられるように、しっかりとマネジメントしていきたいと思います」とコメントしました。
本学では、これまでも那須保友学長が各部局を回り、じかにJ-PEAKSの取り組みを説明してきました。今後もこのようなセミナーを通じて、研究者間の交流と情報共有を促進し、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の実現を目指します。引き続き、本学の取り組みにご期待ください。
<参考>
・岡山大学の4研究所を「高等先鋭研究院」に認定~世界と伍す研究・イノベーションの卓越と厚みを育成するシステムを始動~
・岡山大学高等先鋭研究院に先鋭研究群(研究特区)として「植物・光エネルギー開発拠点」を認定~わが国屈指の国際競争力を有する研究拠点が研究の卓越性と地球と生態系の健康(Planetary Health)を実現へ~
【本件問い合わせ先】
岡山大学研究・イノベーション共創機構 研究企画戦略室
上級URA 佐藤浩哉
E-mail:innovation◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています
岡山大学URA
理学系の研究推進のための研究者向けURAセミナーを開催~岡山大学高等先鋭研究院システムによる研究群育成と先鋭化を目指して~
2025年03月24日