国立大学法人 岡山大学

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中村有里技術専門職員が「女性技術者活躍を推進支援するシンポジウム」パネリストとして登壇

2025年03月14日

 2月27日、本学総合技術部教育支援技術課の中村有里技術専門職員が如水会館(東京都千代田区)で開催された一般社団法人技術同友会(JAOTEX)主催の「女性技術者活躍を推進支援するシンポジウム~女性技術者のエンパワーメントのためのポジティブアクション~」のパネルディスカッションにパネリストとして登壇しました。
 シンポジウムは、女性技術者のエンパワーメントのためのポジティブアクションをテーマに、若手女性技術者や経営者、管理職、学生などさまざまな層を対象に実施されました。
 基調講演では、日本マクドナルドホールディングス株式会社取締役で日本マクドナルド株式会社取締役上席執行役員CMOのズナイデン房子氏が「行きたい道を切り拓け。」と題して講演。その後にパネルディスカッションが開催されました。
 パネルディスカッションでは、これまでの取り組みに加えて女性技術者の母数拡大等について議論が行われました。中村技術専門職員は、本学の紹介とともに岡山発信にて東アジアで理工系女子学生をはじめとした若い世代向けの工学教育を軸として実施してきた事業について紹介。また、学生を含めた技術者の次世代育成事業等についてコメントしました。
 中村技術専門職員はパネリストとして参加した感想を「企業の経営幹部や管理者の女性技術者をはじめとした皆さまと意見交換ができてとても光栄でした。学んだことを岡山での取り組みに是非反映させたい」と述べました。
 また、本シンポジウムには総合技術本部長の佐藤法仁副理事・副学長・上級URAも参加。「基調講演とパネルディスカッション、そして交流会などを通じて新しい知見を得ました。大学として技術者育成は旧態依然とした点などから課題があること、そして『女性技術者』という点では遅れている点などがあります。先日、本学で開催した研究基盤EXPO2025でも議論した点でもあり、今回得た知見も生かして、実際の改善に向けた行動に移したいと思います」と、議論から行動へ移す点についてもコメントしました。
 中村技術専門職員は、これまで実施してきた女性技術者の次世代人材育成活動等が評価され、一般社団法人技術同友会「第10回女性技術者育成功労賞」を受賞しています。今回の登壇も活動を評価されてのことであり、今後も次世代の工学教育に関する持続的な貢献が期待されます。
 また、本学は文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)に採択されており、特色のある研究力向上や国際展開・社会実装などを戦略的に進めています。それらを支える研究基盤改革として、技術職員の高度化やキャリアパスの整備促進なども重要です。今後も技術職員の人財育成を戦略的に進めます。今後も岡山大学技術職員らの活動にご期待ください。


【本件問い合わせ先】
岡山大学総合技術部 技術専門職員・SDGsアンバサダー 中村有里
TEL:086-251-8263
総合技術部HP

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