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総合技術部の中村有里技術専門職員が「第10回女性技術者育成功労賞」を受賞~女性技術職員のキャリア形成と次世代人材育成の諸活動が高く評価~

2024年08月26日

 本学技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部教育支援技術課の中村有里技術専門職員が、これまで実施してきた女性技術者の次世代人材育成等の活動が高く評価され、「第10回女性技術者育成功労賞」を受賞しました。8月8日に如水会館(千代田区一ツ橋)で授賞式が開催され、式には、総合技術部本部長である佐藤法仁副理事・副学長・上級URAも出席しました。
 本賞は、一般社団法人技術同友会が授与するもので、女性技術者の育成に顕著な成果をあげた功績をたたえることを目的としています。今回、中村技術専門職員の運営した本学工学部主催の国際連携セミナーの運営(企画・立案・実施・広報)や国際子ども化学実験教室等の次世代人材育成活動が評価されて受賞となりました。なお、これらの取り組みはこれまでに、「化学コミュニケーション賞2022(個人)」や「岡山大学・金光奨励賞」を受賞しており、学内外合わせて評価を得ています。
 受賞した中村技術専門職員は、「工学教育を軸として実施してきた事業に評価をいただき、とても光栄です。性別や年齢などの垣根なく学ぶことのできる活動を今後も持続的に実施したいと思います。ご協力をいただいた多くの皆さまに心より御礼を申し上げたいです」と受賞の喜びを述べました。
 また、佐藤副理事・副学長・URAは、「本学の技術職員がこのような大変栄誉ある賞をいただきましたこと、皆さまに厚く御礼申し上げます。また中村技術専門職員のこれまでの取り組みにも敬意を表します。研究者の分野では女性研究者の重要性やキャリアパスなどが話題になりますが、技術職員・技術者においても同様です。本学では岡山大学長期ビジョン2050実現のため、技術職員を含めた職員の高度化を戦略的に強化推進しています。その中で女性技術職員のあり方もいま以上に組織としていろいろと考えていかなければと思います。今回の受賞を変革の源のひとつとして、より良い技術職員組織の構築、女性技術職員キャリアパス形成等を実施していきたいと考えます」と、今後の総合技術部の方向性も含めてコメントしました。
 中村技術専門職員は、公益社団法人日本工学教育協会の教育士(工学・技術)や一般社団法人日本サイエンスコミュニケーション協会のサイエンスコミュニケーター認定を受けており、岡山で子育てをした肌感覚から小・中・高・大学生にとって期待される国際化学交流を具現化してきました。今後も次世代の工学教育に関する持続的な貢献が期待されます。
 本学は、昨年度に文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)に採択されており、特色のある研究力向上や国際展開・社会実装などを戦略的に進めています。それらを支える研究基盤改革として、技術職員の高度化やキャリアパスの整備促進なども重要です。本学は今後も技術職員の人材育成を戦略的に進めます。今後も岡山大学技術職員らの活動にご期待ください。

【本件問い合わせ先】
 岡山大学総合技術部 技術専門職員・SDGsアンバサダー 中村有里
 TEL:086-251-8263
 総合技術部HP

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