国立大学法人 岡山大学

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「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」のVol.7を発行~文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)に関連する岡山大学の社会変革の取り組みなどを月刊で発信~

2024年11月07日

 本学は、昨年12月22日に文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)に採択されました。本事業はこれまでにない規模の大型の大学支援事業(1件あたり約5年間で55億円)であり、我が国全体の研究力の発展等を牽引する研究大学群を形成するものです。
 本学では、岡山大学長期ビジョン2050「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」の実現に向け、J-PEAKSの趣旨に共感し、これを活用するとともに、さまざまなステークホルダーらとともに研究力強化・イノベーション創出戦略を強力に推進しています。
 これらの取り組みを中心とした本学の活動状況をタイムリーにお知らせする「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」の第7号を、10月31日に発行しました。
 本号では、前号に引き続きJ-PEAKSの取り組みに深く関係するトピックスについて紹介するとともに、巻頭には「エビデンスを基にした意思決定支援(IR)でビジョンの実現を目指す」と題して、本学がJ-PEAKS事業を推進するうえで重視している研究IRを紹介しています。
 また巻末には、「イチオシの研究設備」としてSQUID式磁化測定装置「MPMS®3」の共同利用について取り上げています。
 本学はJ-PEAKSにおいて、単に研究開発拠点を築くだけではなく、地域の中核大学として、我が国を代表する研究大学群として矜持ある歩みを続けるため、“常識”に捉われない大学法人全体の組織・制度改革を実行しています。この改革こそが従来の「学内の一部の組織だけが汗を流す改革」や「“国立大学法人”ではなく、狭い“大学”の枠組みでしか捉えなかった改革」とは異なる点とも言えます。そのため、これらの法人全体の組織・制度改革などについても併せて掲載しており、採択⼤学間に共通する課題について、好事例・ノウハウ等を共有する一助となればと考え、「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」を刊行しています。岡山大学のみならず、「世界に誇れる研究大学の山脈(PEAKS)」を築きあげようとする挑戦に、どうぞご期待ください。


〇研究・イノベーション共創機構の松本匡史研究IR統括・URAからのコメント
IR(Institutional Research)は、大学などの高等教育機関が自機関のさまざまな情報を収集・分析し、目標設定や戦略策定、評価などのさまざまな意思決定を支援する活動です。その中で、研究に関する意思決定支援は研究IRと呼ばれています。
本学では、研究IRに基づいて学内リソースの重点投資とその効果検証を行っています。また、指標管理やデータの可視化等においてBI(ビジネスインテリジェンス)ツールを活用しており、これにより大学執行部が必要とする情報を効果的・効率的に提供する体制を整備しました。エビデンスに基づく意思決定と継続的な改善を着実に実施することで、J-PEAKS事業の目標達成および岡山大学長期ビジョン2050の実現に大きく貢献していきます。


<参考>
文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
岡山大学広報「いちょう並木」Vol.105 -J-PEAKS採択特別企画 世界に誇れる研究大学の山脈を築く-
第1回 岡山大学 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)シナジーセッションを開催~わが国の研究大学の山脈を築くためのシナジーの種をまく~
JSPS主催「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)キックオフシンポジウム」に那須学長が登壇~わが国の研究大学の山脈(PEAKS)形成のために、「競争」から「共創」への転換で社会変革を!~

「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」をぜひご覧ください。
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/jpeaks_digest.html

掲載Topics
①エビデンスを基にした意思決定支援(IR)でビジョンの実現を目指す
②「途上国からの若手研究者の博士課程学位プログラム」第1期生のウグー・チゴジーさんが博士号を取得!
 修了証書授与式を国連貿易開発会議(UNCTAD)と共催
③「第1回総合技術部研修会 不易流行-総合技術部発足1年を迎えて-」を開催
 ~研究ファーストの研究大学として常に時代の先端技術を担う技術者集団へ~
④横井篤文副学長がユネスコ国際高等教育研究所主催の「大学とサステナビリティ経営に関するユネスコ会合」にパネリストとして登壇
⑤岡山大学高等先鋭研究院先鋭研究群「植物・光エネルギー開発拠点」キックオフミーティングを開催
⑥那須保友学長が「2024 International Forum on Higher Education」において代表講演
⑦高等先鋭研究院資源植物科学研究所の馬建鋒教授が「遠山椿吉記念第9回食と環境の科学賞」を受賞
⑧岡山大学次世代研究者挑戦的研究プログラム(OUSPRING)同窓会コミュニティ「OU-BRIDGE」発足!
⑨早稲田・山口・岡山の3大学合同情報交換会議を開催
 ~国立・私立の枠を超えた技術職員の連携強化と組織運営、技術向上に向けて~
⑩J-PEAKS事業で医学部保健学科の学生がデジタル田園健康特区の吉備中央町のイベントに参加
 -町の便利アプリの使い方をサポート-
⑪非接触・非装着型のトレーニングツールの利活用から生まれるイノベーションについてアイデアを検討する「岡山リビングラボ」を開催
⑫岡山大学高等先鋭研究院先鋭研究群の設置に関する規程を制定
 イチオシの研究設備 SQUID(超伝導量子干渉素子)による超高感度磁気測定

【本件問い合わせ先】
岡山大学研究力・イノベーション創出強化実現会議
(担当窓口:研究・イノベーション共創管理統括部 研究協力課)
TEL:086-251-8442
E-mail:innovation◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※@を◎に置き換えています

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