当部門では以下の機器を用いた受託解析が可能です。
(1) Applied Biosystems(Thermo Fisher Scientific )社製、3500 Genetic Analyzer
(2) NANOPORE社製、MinION
◆DNAシーケンサー受託解析【(1)、(2)】
以下の2種類から選択できます。
陽極バッファ、陰極バッファ、ポリマー等消耗品はこちらで準備しています。
・シーケンス解析のみの受託解析
前処理(PCR、エタノール沈殿)を利用者で行っていただきます。
シーケンサー用セプタ&プレート(96穴)は利用者負担となります。
・PCRからシーケンス解析までの受託解析
シーケンサー用セプタ&プレート(96穴)は利用者負担となります。
◆フラグメント解析【(1)】
以下の2種類から選択できます。
・フラグメント解析のみの受託解析
PCR~フラグメント解析前までの作業は利用者で行っていただきます。
それに伴う試薬、機器利用料、シーケンサー用セプタ&プレート(96穴)は利用者負担となります。
受託料金(学外):140,000円 /最大96サンプル
・PCRからフラグメント解析までの受託解析
蛍光プライマー、制限酵素、シーケンサー用セプタ&プレート(96穴)利用者負担となります。
解析後、余った消耗品は返却いたします。
受託料金(学外):180,000円 /最大96サンプル
◆ナノポアシーケンシング解析【(3)】
・フロングルフローセルを用いたベースコール
調製後のサンプルをゲノム・プロテオーム解析部門へ送付していただきます。
◆学内限定情報(利用料金)については (こちら)
次世代シークエンサーは1ランあたり90GBのシークエンスデータもしくは12億タグ以上のリードを産出することができる新しいシークエンス解析装置です。中国地方バイオネットワークにより、山口大学で次世代シーケンサーの受託解析が開始されました。中国地区 国立大学の教職員は以下のサービスを受けることができます。
解析内容
ヒトゲノムDNAのエクソン領域を次世代シーケンサ
SOLiD5500(Applied Biosystems社)で解析します。反応は、4サンプル単位でバーコードラベルを行い、エクソン領域をTargetSeq™ Exome Enrichment Kit(Life Technologies社)で濃縮した後、フラグメントライブラリーで解析します。SOLiDは他の機種に比べSNPなど変異の検出能力に優れています。また、微生物ゲノム解析には、IonTorrent PGMを使用します。データは、CLCBio Genomic workbenchでマッピングし、検出された変異の一覧を添付してお返しします。
納期
ヒトエクソン:2ヶ月、微生物ゲノム:1ヶ月
(データに問題がある場合は無償で再実験しますが、その場合は納期が遅れることがあります)