国立大学法人 岡山大学

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会津大学との研究・イノベーションに関するアライアンス締結に向けてのキックオフミーティングを開催

2025年03月31日

 本学は、3月18日に公立大学法人会津大学(福島県会津若松市)において、研究・イノベーションに関するアライアンス締結に向けたキックオフミーティングを開催しました。
 本学からは佐藤法仁副理事・副学長・上級URAが会津大学を訪問し、同大学の岩瀬次郎副理事長・副学長、宇宙情報科学研究センター(ARC-Space)の出村裕英センター長・教授、先端情報科学研究センター(CAIST) の中村章人センター長・教授、復興創生支援センターの大竹真紀子センター長・教授、棚橋崇史企画連携課長らが参加しました。また両大学の連携を通じて、会津若松周辺のみならず東日本大震災からの復興等を推進する点から、公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構(本部:福島市中町、理事長:斎藤保)(以下、「福島イノベ機構」)の伊藤泰夫理事長補佐と波多野茂正企画戦略室副室長が陪席しました。
 ミーティングでは、両大学における研究・イノベーションの連携に向けた分野として、「宇宙」と「コンピューターサイエンス」の2分野に注目し、相互補完できる仕組み作りについて議論。特に「宇宙」については、昨年3月に本学惑星物質研究所で開催した「岡山大学高等先鋭研究院宇宙戦略事業に向けた三朝ブレーンストーミング」で大竹教授にご来所いただき、宇宙・惑星等をターゲットとしたブレーンストーミングを泊まりがけで実施しており、今回は具体的な方向性を確認することができました。また、学生や若手研究者、そして地域の産業界等の人材においても、両大学で協力して育成を行う方法について議論が行われ、来年度にアライアンス締結に向けた調整を進めることで合意しました。
 今回のキックオフミーティングについて、本学の那須保友学長は、「今回のキックオフミーティングをご支援いただきました会津大学束原恒夫理事長・学長と福島イノベ機構の伊藤理事長補佐に、厚く御礼申し上げます。本学は『最重点研究分野』としてIT・エレクトロニクス分野や惑星科学・宇宙物理分野などを指定しており、戦略的な資源投下を実施しています。今回のアライアンス締結に向けた話し合いは、本学の研究力・イノベーション創出強化にとって大きな意味を持つと考えます。そして何よりも東日本大震災からの復興において、福島県、そして会津若松地域の活性化に本学がお役に立つことができれば、わが国の国立大学として大変光栄であり、私自身もとても嬉しく思います。ぜひ会津大学、岡山大学という『大学』の力を出し合い、地域を、日本を盛り上げて行きたいと思います」と、今後についてもコメントしました。
 本学は地域中核・特色ある研究大学として、岡山圏域だけに限った活動ではなく、岡山で培った研究力等を生かして、他地域や他国等を活性化し、より良い社会変革の実現を目指しています。今回の会津大学の件も、佐藤副理事・副学長・上級URAが福島イノベ機構のアドバイザーを務めており、以前から福島県、そして同大学と関係を構築していたことから実現しました。このような縁を大切にし、両大学の力を生かして、わが国の地域を盛り上げていきます。引き続き、岡山大学と会津大学の取り組みにご期待ください。

【本件問い合わせ先】
岡山大学研究力・イノベーション創出強化本部 統括事務局
TEL:086-251-7115
E-mail:innovation◎adm.okayama-u.ac.jp
    ※@を◎に置き換えています

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