本学のプログラム「統合エンゲージメント戦略による『地域と地球の未来を共創するWell-being実践人』の育成(Developing ‘Well-being Achievers in Co-creating the Future of the Local Community and the Planetary Society’ through Integrated Engagement Strategy)」が、文部科学省令和6年度大学教育再生戦略推進費「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」に採択されました。
本事業は、教育未来創造会議第二次提言に掲げられた目標の実現に向け、国内外で国際的な共修のための体制の構築等を通じ、さらなる大学の国際化の推進、日本人留学生の派遣、優秀な外国人留学生の受け入れ・定着それぞれが相互に作用する好循環を創出することを目指すものです。
本学のプログラムでは、キャンパス・エンゲージメント、グローバル・エンゲージメント及びローカル・エンゲージメントを戦略的に推進し、日本人学生と外国人留学生がそれぞれの文化的多様性を生かし、ともに学修する多文化共修環境を創出・実践することを計画しています。これらの3つのエンゲージメントを統合して一体的に実施するとともに、本学が全学的に取り組んでいる「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成のため、その根幹となる「持続可能な開発のための教育(ESD)」を理解し、文化的背景の異なる人々との対話や議論により、国内外の幅広い分野において中核的に活躍できる「地域と地球の未来を共創するWell-being実践人」を育成します。
本プログラムの採択により、これまでのスーパーグローバル大学創成支援事業(SGU事業)の10年間で培ってきたことをベースに、日本人学生と外国人留学生の共修環境をさらに充実させ、さまざまなプログラムを融合させることで、本学の真の国際化の実現はもとより、外国人留学生の就職支援、地域への定着を推進し、学生とともに地域を共創し、地域及び国際社会に貢献する大学としての基盤を確立させることが期待されます。
○キャンパス・エンゲージメント:
SDGsを共通言語とした多文化共修科目の設定を推進し、留学生との共修による文化の多様性を日常的に実現する環境を創成し、整備する。=日本人学生と外国人留学生の共修環境創出などキャンパス内のエンゲージメントを機能強化する。
○グローバル・エンゲージメント:
これまでのSGU事業において取り組んできた海外協定校や国際機関との連携をさらに発展させ、国際共修のための質保証された教育コンテンツやプログラムを開発し、外国人留学生の受入及び日本人学生の海外留学を推進する。=国際的に認知され、優秀な学生に選ばれる、世界から人が集まる大学を目指す。
○ローカル・エンゲージメント:
企業や自治体などと連携し地域に密着した活動を推進することで、地域社会の国際化はもとより、外国人留学生を含めた学生の地域定着に貢献する。=Well-being 実践人を育成し、地域・世界へ送り出す。
<参考>
定例記者発表(12月)「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」の採択について
【本件問い合わせ先】
国際部国際企画課
TEL:086-251-7048
文部科学省「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」に採択
2024年12月26日