国立大学法人 岡山大学

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総合技術部が「星空観察会2024」を開催

2024年10月29日

 本学技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は、10月11日に津島キャンパスの自然科学研究科棟屋上にある天体観測施設を使用して、中学生とその家族を対象とした「星空観察会2024」を開催しました。
 当日は、12家族31人が参加。本学学術研究院環境生命自然科学学域(理)のはしもとじょーじ教授の協力のもと、総合技術部教育支援技術課(理)の藤原貴生技術専門職員が講師を務めました。
 観察会の冒頭、同部の田村義彦部長より、星空観察会への参加のお礼とともに開会のあいさつがありました。続いて、藤原技術専門職員から観察する天体や設備についての説明があり、天体ドームに設置されている35cm望遠鏡で、月と木星と土星を観察しました。この日は天気に恵まれ、月面のクレーターや木星のしま模様、4つの衛星、土星の輪を観察できました。また、ドーム外にデジタルカメラとモニタを用意し、肉眼ではぼんやりとしか見えないアンドロメダ銀河や二重星団などの天体をデジタルカメラで撮影し、モニタで拡大して観察しました。また、天体のほかにライトアップされた岡山城も望むことができました。
 今回の観察会は、昨年度に引き続き、中学生とその家族を対象とした開催でしたが、昨年の申し込み数を上回り、参加者からも熱心な質問が数多く寄せられるなど好評で、秋の夜空を大いに楽しめる会となりました。
今回イベントに初めて参加したテクニカルリサーチャー(TR)の門脇唯菜さんは「現在研究で月面探査ロボットの制御に取り組んでいるため、月がきれいに見え身近に感じることができて嬉しかったです。とても貴重な体験をすることができました」とコメントしました。
 今回の開催について総合技術部本部長を務める佐藤法仁副理事(研究・産学共創総括担当)・副学長(学事担当)・上級URAは、「いつも見上げる夜空は、宇宙につながっていることは誰もが知ることですが、実際の目で惑星や星を観察することで『宇宙を触れた』というワクワク・ドキドキ感は高鳴るものだと思います。私たち総合技術部では、技術から次世代の人材を育成すること、それも楽しくできることを心掛けています。引き続き、地域中核・特色ある研究大学である本学の取り組みにご期待ください」と、コメントしました。
 総合技術部の地域貢献・科学啓発活動は、学内外のさまざまな場で開催しています。特に次世代を担う子どもたちが楽しく科学に触れられるテーマを取り上げた体験教室を精力的に実施します。今後も地域中核・特色ある研究大学:岡山大学と総合技術部の技術職員らの活動にご期待ください。

<参考>
総合技術部が「星空観察会2023」を開催(2023.11.22)
岡山大学定例記者会見発表(2024年9月)


【本件問い合わせ先】
岡山大学総合技術部 地域貢献ワーキンググループ
E-mail:tech-demae◎okayama-u.ac.jp
    ※◎を@に置き換えてください
HP:岡山大学総合技術部

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