本学は、10月8日に高等先鋭研究院先鋭研究群「植物・光エネルギー開発拠点」のキックオフミーティングを本学津島キャンパスの創立五十周年記念館においてハイブリッド形式で開催しました。　
　本拠点は、8月7日に開催された同研究院運営協議会（議長：那須保友院長）において、研究IRによる厳格な審査の結果、先鋭研究群（研究特区）第1号として指定を受けたものです。本キックオフミーティングは、拠点としての活動を加速化させるにあたり、拠点のミッションの再確認や構成員の意識合わせ等を目的として開催されました。
　開催にあたり、まず那須学長より植物・光エネルギー開発拠点の構成員に対し、研究特区先鋭研究者及び、研究特区主任研究者任命の辞令交付を行いました。那須学長からは、「本学の地域中核・特色ある研究大学強化促進事業（J-PEAKS）の取り組みのひとつに、強みの研究分野の卓越性を極め、その研究成果から社会変革をもたらすことで社会貢献することを挙げています。認定された研究特区となる先鋭研究群の研究者の皆さんの卓越した研究成果を社会変革に導くこと、さらに大学全体によりよい波及効果をもたらし、大学全体の研究力強化等を牽引していただくことを大いに期待しています」とあいさつがありました。
　続いて、構成員が自己紹介を行い、取り組んでいる研究内容の概要について共有しました。
　会の終わりには、今後の植物・光エネルギー開発拠点の活動の進め方について活発な意見交換を行い、今後の研究者間の協力・協働体制について議論しました。
　本学は、研究ファーストの地域の中核大学として、戦略的経営のもと、さまざまな組織・制度改革を進めています。これは本学の長期ビション2050「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」の実現のために実施しています。今回の本学の研究を先導する先鋭研究群「植物・光エネルギー開発拠点」は、ビション実現を加速するひとつの手段であり、今後も同拠点に続く取り組みを行い、研究の「厚み」を形成していきます。そしてより良い社会変革の実現に繋げていきます。

○那須保友学長コメント
　本年8月に認定した「植物・光エネルギー開発拠点」は、本学高等先鋭研究院の中に設ける先鋭研究群（研究特区）として、厳格な審査を経て指定したものです。研究特区にリソースを傾注して拠点のミッションを達成することだけが目的ではなく、拠点の卓越した研究成果で社会変革を起こし、大学全体によい波及効果をもたらし、大学自身も変革していきたいと考えています。そのために必要なさまざまな組織・制度改革などを、これまでの根拠の薄い慣例などを一切廃し、研究IR等のもと戦略的かつスピード感を持って実施します。今後も、変わり続ける地域中核・特色ある研究大学：岡山大学の挑戦にどうぞご期待ください。

＜参考＞
・文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業（J-PEAKS）」に採択～地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学：岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く～
・「岡山大学最重点研究分野」を制定～地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学を実現するために～
・岡山大学高等先鋭研究院を創設～世界と伍す研究・イノベーションの卓越と厚みを育成するシステムを構築～
・岡山大学の4研究所を「高等先鋭研究院」に認定～世界と伍す研究・イノベーションの卓越と厚みを育成するシステムを始動～
・岡山大学高等先鋭研究院に先鋭研究群（研究特区）として「植物・光エネルギー開発拠点」を認定～わが国屈指の国際競争力を有する研究拠点が研究の卓越性と地球と生態系の健康（Planetary Health）を実現へ～


【本件問い合わせ先】
岡山大学研究力・イノベーション創出強化実現会議
（担当窓口：研究・イノベーション共創管理統括部　研究協力課）
TEL：086-251-8442
E-mail：innovation◎adm.okayama-u.ac.jp
　　　　※@を◎に置き換えています