国立大学法人 岡山大学

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2024中日友好大学生訪中団が帰国 総領事館で成果報告会を開催

2024年10月04日

 中国駐大阪総領事館主催の「中日友好大学生訪中団」(以下「訪中団」)に、本学から学生9人と教員1人が参加し、9月3~8日、中国陝西省西安市および宝鶏市を訪れました。参加者は兵馬俑や西安城壁、青龍寺、諸葛廟などの史跡を見学し、西安電子科技大学の学生との交流や現地企業でのAIをはじめとする中国の最先端技術を体験する貴重な機会を得ました。
 訪問後の9月20日、総領事館で訪中団の総括会が開催され、本学を含む京都大学、大阪大学、広島大学、福山市立大学、同志社大学の学生が成果報告を行いました。薛剣総領事や聶瑞麟 教育処主任参事官をはじめとする総領事館の関係者および参加大学国際担当の教職員が学生の報告を熱心に聞きました。発表後、薛剣総領事より、「百聞は一考に如かず、百考は一行に如かず」という言葉が学生に贈られ、日中の相互理解と友好関係の促進に向けて、両国学生の現地訪問による積極的な交流の重要性が強調されました。
 訪中団に参加した本学経済学部2年の小笹幸太郎さんは「実際に中国の地を踏み、自分の目で見て、現地の人々と交流することで、日本にいては決して理解できない中国の姿を肌で感じることができ、固定観念や先入観が自分自身に与える影響を痛感しました。今後は、情報をうのみにせず、訪中団での経験を周囲に共有していきたいと思います。こうした個人レベルの考えの変化や行動が重要であり、これからの日中の友好関係の構築にもつながると信じています」と述べました。
 また、訪中団を引率した本学グローバル人材育成院の大林純子准教授は、「遣唐使が命を賭して海を渡り、唐の文物を学んだ長安で1300年後の自分たちは何を学びとるのかという日中交流史の重みと、現代中国の先端テクノロジーの進化を肌で感じることは、過去と未来を強いコントラストで提示しながら互いの国について考え理解しようとする訪中団に興味深い刺激を与えてくれました。一方、訪中を通じてあまたの中国の人々と直接対話や交流をすることが、今だからこそどれほど意味深いことかを学生一人一人が実感した、貴重な学びの機会となりました」と話しました。
 グローバル人材育成院は、学生がグローバルな視野をもって多様な文化や価値観を理解し、それを自身の成長に生かすことを重視しています。今後も、世界で活躍できる人材の育成に向け、引き続き多様な国際交流の機会を提供していきます。


【本件問い合わせ先】
岡山大学国際部留学交流課スタディ・アブロード部門
TEL:086-251-8532
E-mail:ryugaku◎adm.okayama-u.ac.jp
    ※@を◎に置き換えています。

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