9月18日、岡山大学ダイバーシティ推進本部主催のもと、講師にデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 パートナー/サステナビリティ・アドバイザリー統括の大塚泰子氏を迎え、「脳のバイアスから考える多様性」と題してダイバーシティ講演会を開催しました。
講演では、「多様性を受け入れよう」をテーマに、同質性の高い集団と異質な属性を受け入れた集団を比べた場合、同質性の高い集団は誤った判断をしているにもかかわらず、集団内の満足度が高く、自らの判断に自信を持っている傾向があること、同質性の高い集団が同じ価値観で判断することのリスク、また、ステレオタイプやバイアスが脳に与える悪影響について、脳の研究から得られた知見に基づいた、分かりやすく印象的な説明がありました。
また、集団において女性がマイノリティである場合の心理的負担や、日本の大学等の教員に占める女性割合は、比較が可能なOECD加盟国の中で最も低く、3割を下回る国は日本のみであること、教員の多様性は学生にもポジティブな影響を与える、など、大学向けに世界のトレンドを意識した説明もあり、参加者は熱心に耳を傾けました。
本講演会には本学の管理運営を担う役員、部局長など約40人が参加し、ダイバーシティを考えるうえで非常に有意義な機会となりました。
【本件問い合わせ先】
岡山大学ダイバーシティ推進本部
TEL:086-251-7303
ダイバーシティ講演会を開催
2024年10月07日