国立大学法人 岡山大学

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カーボンフットプリント勉強会を初開催

2024年07月30日

 本学は7月26日、岡山県内の経済団体・企業など77機関で構成される岡山大学研究協力会との連携により、同会会員企業を対象としたカーボンフットプリント勉強会を初開催しました。
 カーボンニュートラルを実現するためには、個々の企業の取り組みのみならず、サプライチェーン全体での温室効果ガスの排出削減を進めていくことが重要ですが、その前段階として温室効果ガス排出量の可視化が必要となります。本勉強会では、一般社団法人サステナブル経営推進機構岡山オフィスの仲井俊文所長を講師として、カーボンフットプリントの算定方法について学び合います。
 第1回目となる今回の勉強会には、製造業、建設業、IT、運輸業など多種多様な業種から、企業8社13人が参加しました。また、管理会計・原価計算を専門とする学術研究院社会文化科学学域(経済)の天王寺谷達将准教授がオブザーバーとして参加し、同研究室に所属する学生8人が参加しました。
本勉強会に参加した会員企業は、「今後CO2排出量の可視化が求められることは間違いない。カーボンフットプリントについてしっかりと学び、自社製品のCO2排出量を計算できるようになりたい」などと本勉強会への期待を話しました。
 今後については、今年度末まで毎月勉強会を開催し、カーボンフットプリントの算定方法の習得を目指します。
 本学は、今年7月に環境省「令和6年度地域ぐるみでの脱炭素経営支援体制構築モデル事業」に採択され、産学官金での連携により岡山における地域ぐるみでの脱炭素経営支援体制の構築を推進しています。本勉強会で得られた経験値を地域へ広く還元することにより、地域全体の脱炭素経営への機運上昇を目指してまいります。

※カーボンフットプリントとは、製品やサービスの原材料調達から廃棄、リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2排出量に換算し、製品に表示された数値もしくはそれを表示する仕組みのことです。

出典:カーボンフットプリント ガイドライン(経済産業省・環境省)


参考:令和6年度地域ぐるみでの脱炭素経営支援体制構築モデル事業に採択 ~産官学金で中小企業の脱炭素経営を推進~)

岡山大学研究協力会とは
●岡山大学研究協力会は、おかやま地域をはじめとする産業界と岡山大学の密接な連繋・協力をすすめる、個人・法人が組織する団体です。
●産業界と岡山大学の密接な連繋・協力でイノベーションを創発することによって、個性豊かな地域産業をさらに活性化、高度化することを目的としています。
●「産業界と岡山大学の人的交流を含む情報交流の推進」、「産業活性化に役立つ講演会や研修会の開催」、「岡山大学との共同研究や受託研究を含む、各種の連携の支援」、「岡山大学と地域の連携に関する情報発信」などを行います。

【本件問い合わせ先】
岡山大学 研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部 
副本部長 舩倉 隆央
TEL:086-251-7151 
E-mail:co-creation◎adm.okayama-u.ac.jp
    ※◎を@に置き換えてください。

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