8月4日、鳥取県三朝町にある岡山大学惑星物質研究所で那須保友学長を囲む若手研究者懇談会を開催しました。懇談会は「第66回キュリー祭式典」による鳥取県三朝町来訪に伴って開催されたもので、研究所内の研究者及び大学院生のほか、三朝国際学生インターンシッププログラム(MISIP;Misasa International Student Internship Program)で来日している外国人学生を含めた16人が参加しました。今回は那須学長を囲み、食事をしながら意見交換を行うランチミーティング形式として実施され、参加した若手研究者は研究内容や三朝町での生活などを紹介しました。
那須学長は、海外留学時の経験を含め研究者人生から研究者として大切にすべき考え方や困難な壁の乗り越え方などを紹介し、本学のビジョンについても紹介しました。また「私たちはファミリーである」と語り、懇談会中に挙がった若手研究者からの多様な声に真摯に向き合い、助言を行いました。懇談会に参加したインターンシップ学生のAnkan Bhattacharyyaさん(修士2年生・Presidency University, Kolkata, India)は「那須学長は私たちの人生に前向きな変化を与えるために大切にすべきことをわかりやすく説明してくださり、懇談会はとても刺激的でした。特に一生懸命に活動すること、成功への情熱を持つこと、そして最後まであきらめないことが重要であると学びました」と感想を述べました。また、大学院自然科学研究科のDilan Harsha Fernando Diyalanthonigeさん(地球惑星物質科学専攻1年)は「研究者との繋がりはとても重要であるため世界中の大学や機関と連携したい。また同じ課題への多様な視点を得るためにも学会で研究の成果を積極的に発表していきたい」と今後の意気込みを語りました。懇談会は大盛況に終わり、若手研究者との活発な意見交換の場となりました。
那須学長からの激励を受け、研究活動に対するモチベーションが最高潮に達する中、8月8日にはMISIPに参加したインターンシップ学生による研究成果発表会が開催され、一人ひとりが研究所での約6週間にわたる研究活動の成果を発表しました。発表会後の修了式では、インターンシップ学生8人に対して、芳野極惑星物質研究所長から修了証書と惑星物質研究所記念グッズが授与され、続くフェアウェルパーティにて約6週間の労がねぎわれました。三朝の地で築かれた一人ひとりとの小さな繋がりがいずれ世界を繋ぎ、科学の推進や社会課題を解決へと導く大きな繋がりとなることを期待し、全プログラムを完遂した8人のインターンシップ学生を研究所総出で送り出しました。
【本件問い合わせ先】
惑星物質研究所 庶務担当
eee0502◎adm.okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。
惑星物質研究所にて那須学長を囲む若手研究者懇談会及び三朝国際学生インターンシッププログラム(MISIP)修了式を開催
2023年09月04日