国立大学法人 岡山大学

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岡山大学Society5.0シンポジウム「越境する人工知能 ~Society5.0テクノロジーの展開と可能性~」を開催

2021年03月24日

 本学は3月15日、岡山大学Society5.0シンポジウム「越境する人工知能 ~Society5.0テクノロジーの展開と可能性~」をオンライン開催しました。
 このシンポジウムは、本学及び連携企業で行われている異分野融合型のAI・データサイエンス研究の事例について紹介することを目的としています。
 シンポジウムでは、岡山大学病院腎臓・糖尿病・内分泌内科の喜多村真治講師が「医療AI研究の展開~腎臓領域を中心に~」と題し、AI(人工知能)による糖尿病性腎症の自動判断ツールの開発について講演。続けて、本学経済学部卒業生でもある株式会社オーディオストックの西尾周一郎代表取締役社長が「ビジネスにおけるAI活用の可能性」をテーマに、同社をはじめ各方面のビジネスで活用されているAI技術について解説しました。
 株式会社白獅子の春名義之代表取締役社長は「VRの技術と心理学を応用した研究により火災による死者を“ゼロ”に」、大学院教育学研究科の小川容子教授は「音楽教師の視線の使い方」、自然生命科学研究支援センターゲノム・プロテオーム解析部門の樹下成信助教は「人工知能による粒子の取捨選択と立体モデル構築」と題し、それぞれSociety5.0テクノロジーの活用事例を紹介しました。
 チャットメッセージを通じた活発な質疑応答も行われたほか、主催組織や本学が整備したGPGPU(※)についても紹介がありました。閉会にあたっては、那須保友研究担当理事・副学長が「学問分野や組織の枠を超える『越境』によってSociety5.0テクノロジーの研究開発を加速してゆきたい」とあいさつしました。
 このシンポジウムは寄付講座「おかやまIoT・AI・セキュリティ講座」「おかやまAI・セキュアIoT共創コンソーシアム(OASIS)」、「サイバーフィジカル情報応用研究コア(Cypher)」、「保健医療分野におけるAI研究開発加速に向けた人材養成産学協働プロジェクト『Global×Localな医療課題解決を目指した最先端AI研究開発』人材育成教育拠点」および研究推進機構が共催。学生・教職員、一般の方など約300人が参加しました。

○寄付講座「おかやまIoT・AI・セキュリティ講座」は、2021年4月9日(金)13時から2021年度おかやまIoT・AI・セキュリティ講座オンライン事前説明会を開催します!
 詳細はこちらをご覧ください。

○おかやまAI・セキュアIoT共創コンソーシアム(OASIS)は、岡山県内の企業・団体等であれば随時加入可能です。

○保健医療分野におけるAI研究開発加速に向けた人材養成産学協働プロジェクト『Global×Localな医療課題解決を目指した最先端AI研究開発』人材育成教育拠点は、PRWireでこのとおり紹介されています。(記事へのリンクはこちら)

○サイバーフィジカル情報応用研究コア(Cypher)は、岡山大学教職員・学生ならどなたでも加入可能です。AI・IoT・ビッグデータ等の研究に関するお困りごとをお気軽に下記本件問い合わせ先までご相談ください。

※GPGPU
 本学では画像処理等に活用できる高性能なGPGPUを3台設置しています。
 ご使用になりたい方はお気軽に下記本件問い合わせ先までご相談ください。
 GPGPUについての詳細はこちら


【本件問い合わせ先】
サイバーフィジカル情報応用研究コア
(電話番号)086-251-8462
(メール)cypher_info◎okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。

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