本学大学院医歯薬学総合研究科修士課程では、10~11月にかけて、内モンゴル医科大学との学生交流を実施しました。
10月28〜31日には、学術研究院医歯薬学域の大橋俊孝教授・医歯科学専攻長と長塚仁教授・瀋陽事務所長、大学院医歯薬学総合研究科博士課程の学生2人が、表敬訪問と学生交流のため、内モンゴル医科大学を初めて訪問しました。同大金山キャンパスの会議室で、対外合作交流中心 郝美清処長から歓迎のあいさつがあり、岡山大学との国際交流に関わる教職員と大学について、ビデオで紹介が行われました。
続けて、大橋専攻長が今回の訪問の謝辞を述べ、訪問メンバーの紹介とOIMMYプログラムの説明を行いました。長塚藩陽事務所長からは、岡山大学歯学部の概要と現状についてのプレゼンテーションを行い、今後の交流に関する情報を交換しました。また、内モンゴル医科大学の歯科系修士学生2人が、本学博士課程大学院生2人とともに同席し、学生同士の交流も深めることができました。
11月17〜23日には、内モンゴル医科大学から留学生10人と教員3人をPre-OIMMY短期留学プログラムで受け入れました。今回の受け入れは、内モンゴル医科大学訪問の際に内モンゴル医科大学側より、11月下旬に修士大学院生10人と教員3人での岡山大学訪問の打診を受け、本学との連携協定、OIMMYに関する意見交換等を目的に実現したものです。
受入式では、大橋俊孝専攻長による歓迎のあいさつがあり、内モンゴル医科大学教員、邱颐(Qiu Yi)教授(第二附属病院長)、李刚(Li Gang)教授(研究生院長)、額爾敦(エリドン)教授(薬学院)の紹介のあと、留学生10人と、受入教員と本学学生がそれぞれ自己紹介しました。
受入式の後、留学生は、医学系、歯学系の希望研究室に配属されました。研究室では、所属学生と教員による分野紹介、研究室ツアーや実験指導があり、留学生は興味深く聞き入っている様子でした。学生による見学ツアーも実施され、研究環境を通じて両校の学生間交流が活発に行われました。
OIMMY留学生主催の歓迎会では、訪問教員と留学生が参加して、岡山での生活、研究室ライフ、最低限の語学力や希望分野の選び方などの情報を交換し、交流を深めました。
訪問した教員はOIMMY留学生の配属研究室を訪れ、受入教員を交えての面談や、研究室を見学し、受け入れや研究について活発に意見交換を行いました。さらに薬学系教員による分野研究紹介も行われました。
最終日には、10月に内モンゴル医科大学を訪問した学生の引率により、留学生が倉敷を訪れ、文化交流を満喫しました。短い期間でしたが、研究と文化交流の体験ができたことに満足した様子でした。
OIMMYは、発足から2年ほどのプログラムであり、今回の双方による訪問と来訪での直接会談や学生交流による意見交換により、両校の関係を深めることができました。これを契機に、さらなる学術・学生交流の強化が期待されます。今後とも本学は、優秀な学生の獲得にまい進していきます。
〇OIMMYプログラム
Okayama University-Inner Mongolia Medical University Program(OIMMY)と銘打ち、優秀な学生の獲得と研究交流の活性化を目的に、大学院医歯薬学総合研究科と内モンゴル医科大学大学院との間で2022年12月に部局間協定を締結。内モンゴル医科大学より2023年第一期生1人、2024年第ニ期生5人を受け入れています。
【本件問い合わせ先】
大学院医歯薬学総合研究科等学務課
教務グループ 大学院担当
TEL: 086-235-7986
内モンゴル医科大学との学生交流を実施
2024年12月06日